麻酔を受けられる方へ

麻酔を受けられる方へ <4>

麻酔のための準備

麻酔前指示
安全な麻酔のために大切なことなので、必ず指示を守るようにしてください。

《絶食・絶水》
胃の中に食べ物や水分が残っていると、麻酔中に吐いてしまって、気管の中に入ることがあります。 このようなとき、重い肺炎を起こして、命を落とす危険性があります。 麻酔を開始する前の一定時間は、食べたり、飲んだりしないように指示がありますので、必ず指示を守るようにしてください。

《たばこ》
手術が決まったらすぐに禁煙をしてください。また、喫煙により手術の後の感染率が高くなり、傷口の治りが悪くなります。 たばこを吸っている方は、手術の後に咳や痰が多くなります。そのため、肺炎を起こしやすくなり、傷の痛みも強くなります。

風邪をひいて高熱が出たときなど、手術が延期や中止になる場合もあります。

小児では
食事や水分の制限をすると、不機嫌になったり、空腹やのどの渇きを訴えることもありますが、安全な麻酔のために指示を守ってください。