GEヘルスケア・麻酔器Carestation600シリーズの吸気二酸化炭素濃度上昇
【2017年10月26日】
公益社団法人日本麻酔科学会
安全委員会
<製品名>
GEヘルスケア社 全身麻酔器 Carestation600シリーズ
使用年数 2ヶ月(耐用年数 7年)
<事象>
数ヶ月前、二酸化炭素の再呼吸と思われる高二酸化炭素血症が発生した。
GE社はCarestation600シリーズの改修の一貫として二酸化炭素吸収装置周辺の部品を交換した。
今回、改修後の麻酔器で同様の事象が発生した。
<原因>
GE社はCarestation600シリーズには構造設計の問題により、呼気の一部が二酸化炭素吸収剤を通らないで吸気回路に戻ってしまう問題が起こりうることを2017年5月17日に報告し、改修対策を行なってきた。本例は改修対策後にも同様の事象が発生した。
<対応>
メーカーは出荷された全ての該当麻酔器に対し、2017年10月16日よりさらに新たな改修対策を実施する。
詳細は報告書をご確認ください。
医療機器改修の概要
http://www.info.pmda.go.jp/rgo/MainServlet?recallno=2-7666