GEヘルスケア・麻酔器の機械換気モードに関する注意喚起
【2017年10月17日】
公益社団法人日本麻酔科学会
安全委員会
<製品名>
GEヘルスケア社 全身麻酔器
使用年数 5年 (耐用年数 7年)
<事象>
機械換気モードのまま、患者呼吸回路を一時的に開放した後再接続した際、過剰な吸気が供給され、許容最大気道内圧機能により換気動作が制限された。同様の報告が他に2例、メーカーに報告されている。
<原因>
メーカーは、機械換気モードのまま患者呼吸回路を外した場合、大気開放状態のまま換気量補正を適用した換気動作を継続し、再接続した際に数呼吸の間、意図しない吸気流速を呼吸回路内に供給すると説明している。
対象となる機種はSIMVモードを備えたエスパイアView、エイシス、アバンス、エスパイア7900シリーズである。
<対応>
患者呼吸回路を外す際にはBag/Ventスイッチを手動換気に切り替えること、許容最大圧(Pmax)を適切な値に設定することを推奨する。
詳細は報告書をご確認ください。
GEヘルスケア社 報告書