「小口径コネクタアンケート」 パブリックコメント募集のお知らせ 2023年03月31日
公益社団法人日本麻酔科学会
会員各位
本ワーキンググループでは、神経麻酔(硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔、伝達麻酔)において誤接続防止・安全対策として導入された小口径コネクタの影響を評価するために活動をしています。
以前より経腸栄養ラインと輸液ラインの誤接続や血漿分離器と血液濾過器取り違えによる医療事故の反省から誤接続できない構造をもつ製品への変更の必要性が訴えられてきました。2017年に「相互接続防止コネクタに係る国際規格(ISO(IEC)80369シリーズ)の導入について」が発出され、段階的な誤接続防止コネクタの国内導入が決定されました。その一つに神経麻酔分野があり、2018年には日本工業規格(JIS規格)が改正され、スパイナル針、硬膜外針、硬膜外麻酔用カテーテル、硬・脊麻酔針、神経ブロック針等が国際規格(小口径コネクタ)へ統一されることが決定しました。医療現場における小口径コネクタへの切替えを速やかに行う観点から、製造販売業者による旧規格製品の出荷期間は、JIS規格から2年を経過した2020年2月末までと決定され、日本全国の医療施設で旧規格から小口径コネクタへの移行が進んできました。
旧規格製品の出荷が終了してから3年余り経過しましたので、日本国内の多くの医療施設で小口径コネクタへ移行したものと推測されます。本アンケートでは旧規格を使用していた時期と小口径コネクタ導入以降のインシデント数を比較して神経麻酔の安全性が高まったのか明らかにすることを目的として行います。一方で小口径コネクタへの移行に際して多大な労力や時間を要したと推測されますので、移行における問題点を抽出して今後ISO規格への変更が予定される分野への情報提供の役割も担いたいと考えています。インシデントの発症率と小口径コネクタ導入・移行に伴う手間や負担を数値化し、政策提言につなげること、さらに世界基準のはずが日本のみの取り組みとなっていますので、変更による影響を国際的に情報発信することも本ワーキンググループの責務であると考えています。
上記の目的を達成するためには一部の病院を対象としたアンケート収集では小口径コネクタへの変更に伴う影響を把握するには不十分であり、全国大小さまざまな医療施設からの情報提供が不可欠であると考えております。本ワーキンググループでは、アンケートへ参加していただいたJSA会員の皆様には論文投稿の際に共著者として参加いただきます。パブリックコメントとして本アンケートへのご意見をいただくことで、“研究のプロトコールに関与する”という共著者の要件を満たせるものと考えております。国際誌の種類によっては謝辞(Acknowledgement)への記載となる可能性もありますが、忌憚なきご意見をいただき、本アンケートの回答率の向上を図り、ワーキンググループの活動自体が日本麻酔科学会全体の研究活動の活性化につながるようなご提案ができればと考えている次第です。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【アンケート内容】
・第1回アンケート 設問一覧
・第2回アンケート 設問一覧
・神経麻酔分野(脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック)のコネクタを取り扱う医療機関のみなさまへのお知らせ
・誤接続防止コネクタの導入について
【投稿方法】
アンケートをご確認いただき、設問、内容についてご意見ございましたら事務局担当者 (anzen@anesth.or.jp)宛に返信フォームを添付し、メールにてご送付ください。 なお、件名は「小口径コネクタアンケート 意見」としてください。
コメント投稿の際は、こちらのフォームをお使いください。
【受付期間】
2023年3月27日(月)~2023年4月16日(日)正午迄
会員各位
公益社団法人日本麻酔科学会
安全委員会
委員長 山内 正憲
小口径コネクタワーキンググループ
ワーキンググループ長 斎藤 淳一
安全委員会
委員長 山内 正憲
小口径コネクタワーキンググループ
ワーキンググループ長 斎藤 淳一
安全委員会小口径コネクタワーキンググループ
アンケートへの意見募集(パブリックコメント)のお願い
アンケートへの意見募集(パブリックコメント)のお願い
本ワーキンググループでは、神経麻酔(硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔、伝達麻酔)において誤接続防止・安全対策として導入された小口径コネクタの影響を評価するために活動をしています。
以前より経腸栄養ラインと輸液ラインの誤接続や血漿分離器と血液濾過器取り違えによる医療事故の反省から誤接続できない構造をもつ製品への変更の必要性が訴えられてきました。2017年に「相互接続防止コネクタに係る国際規格(ISO(IEC)80369シリーズ)の導入について」が発出され、段階的な誤接続防止コネクタの国内導入が決定されました。その一つに神経麻酔分野があり、2018年には日本工業規格(JIS規格)が改正され、スパイナル針、硬膜外針、硬膜外麻酔用カテーテル、硬・脊麻酔針、神経ブロック針等が国際規格(小口径コネクタ)へ統一されることが決定しました。医療現場における小口径コネクタへの切替えを速やかに行う観点から、製造販売業者による旧規格製品の出荷期間は、JIS規格から2年を経過した2020年2月末までと決定され、日本全国の医療施設で旧規格から小口径コネクタへの移行が進んできました。
旧規格製品の出荷が終了してから3年余り経過しましたので、日本国内の多くの医療施設で小口径コネクタへ移行したものと推測されます。本アンケートでは旧規格を使用していた時期と小口径コネクタ導入以降のインシデント数を比較して神経麻酔の安全性が高まったのか明らかにすることを目的として行います。一方で小口径コネクタへの移行に際して多大な労力や時間を要したと推測されますので、移行における問題点を抽出して今後ISO規格への変更が予定される分野への情報提供の役割も担いたいと考えています。インシデントの発症率と小口径コネクタ導入・移行に伴う手間や負担を数値化し、政策提言につなげること、さらに世界基準のはずが日本のみの取り組みとなっていますので、変更による影響を国際的に情報発信することも本ワーキンググループの責務であると考えています。
上記の目的を達成するためには一部の病院を対象としたアンケート収集では小口径コネクタへの変更に伴う影響を把握するには不十分であり、全国大小さまざまな医療施設からの情報提供が不可欠であると考えております。本ワーキンググループでは、アンケートへ参加していただいたJSA会員の皆様には論文投稿の際に共著者として参加いただきます。パブリックコメントとして本アンケートへのご意見をいただくことで、“研究のプロトコールに関与する”という共著者の要件を満たせるものと考えております。国際誌の種類によっては謝辞(Acknowledgement)への記載となる可能性もありますが、忌憚なきご意見をいただき、本アンケートの回答率の向上を図り、ワーキンググループの活動自体が日本麻酔科学会全体の研究活動の活性化につながるようなご提案ができればと考えている次第です。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【アンケート内容】
・第1回アンケート 設問一覧
・第2回アンケート 設問一覧
・神経麻酔分野(脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック)のコネクタを取り扱う医療機関のみなさまへのお知らせ
・誤接続防止コネクタの導入について
【投稿方法】
アンケートをご確認いただき、設問、内容についてご意見ございましたら事務局担当者 (anzen@anesth.or.jp)宛に返信フォームを添付し、メールにてご送付ください。 なお、件名は「小口径コネクタアンケート 意見」としてください。
コメント投稿の際は、こちらのフォームをお使いください。
【受付期間】
2023年3月27日(月)~2023年4月16日(日)正午迄