プログラム概要
ICAPS2024は、APSFが提唱する「安全な麻酔のためのTop 10 Priority」を軸としたプログラムを準備しています。
ICAPS2024に参加して、安全な麻酔を目指した新たな一歩を共に踏み出しましょう!
ICAPS 2024 Honorary Lecture 名誉講演
- 「患者の安全に必要不可⽋な外科医⿇酔科医の協働関係」
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- Jeffrey B Cooper
- (ハーバード大学医学部麻酔科教授・APSF創設メンバーのひとり)
ICAPS 2024 基調講演
- 「APSFニュースレターの歴史、現在、そして進むべき未来への展望」
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- Steven Greenberg
- (APSFニュースレター編集長)
- 「⽇本における医療事故報告の現状」
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- ⽊村 壯介
- (⽇本医療安全調査機構 常務理事)
- 「医療⾏政から⿇酔の安全を考える」
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- 日本麻酔科会連合年次集会
- (同時開催)
シンポジウム・教育講演
- ⿇酔科医への期待 〜患者の安全を⽬指して〜
- 現在、そして未来の麻酔科医が期待される役割について、行政(特に地域医療の観点)、患者、外科医など様々な立場から検討します。また、国際的な医療安全水準からみた麻酔の安全性や今後の展望についても討議します。
- 周⿇酔期を⻑い時間軸で捉える 〜ASAの『周術期サージカルホーム』〜
- ASAの提唱する「周術期サージカルホーム」をテーマにして、入院から退院までという短いスパンでなく、手術が決定してから社会復帰するまでという長い時間軸の中で、臨床的重症化をどう防ぐか、あるいは検出するか、について米国、欧州、韓国、日本の登壇者にそれぞれの発表の中で紹介していただき討議します。
- 手術室外における麻酔の安全
- 消化器内視鏡や小児MRIなど鎮静管理が必要な検査や周産期における鎮静・麻酔など手術室外での麻酔管理の安全について、米国、韓国、日本の各国における現状を共有し、より安全な手術室外の麻酔を討議します。
- 新興感染症と⼿術室サプライ ―COVID-19パンデミックから何を学んだのか?ー
- COVID-19は国際的な麻酔薬や医療機器の不足をもたらしました。本セッションではその問題点を示し,日米それぞれ、おおよび国際的な新たなサプライシステムの開発を探っていきます。
- ⾼齢化社会に向けた理想の⿇酔を求めて 〜周術期に神経機能を温存する〜
- 高齢化社会や手術の低侵襲化にともない手術患者の高齢化が進む中、術後の身体機能を維持するでなく、術後認知機能障害の予防など、いかに神経機能を温存するかが重要となってきています。本セッションでは、高齢者の麻酔管理について特に神経機能保護の観点から検討します。
- 周術期におけるチーム医療の実践
- 本セッションでは、周術期における医療安全をテーマに、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士など多職種でそれぞれの役割や今後の発展について協議します。また国際的な観点から、米国の産科麻酔領域で実際にどのような多職種でのチーム医療が実践されているかを紹介します。
- 医療者の安全と労働衛生
- 患者の安全だけでなく、医療従事者の安全も重要なテーマです。本セッションでは、医療者の心身を守るための環境作りやメンタルヘルスの取り組みについて討議します。
- 術後の安全 〜痛みのコントロールを超えたAPS~
- 本セッションでは、術後の安全をテーマに、Acute Pain Service(APS)とPostanesthesia Care Unit(PACU)の運用について討議します。日本ではまだあまり普及していないAPSとPACUについて、米国の現状を参考にして、今後どのように発展させていくべきかを検討します。
他